スマホでキャッシュレス決済!QRコードからおサイフケータイまで徹底解説

2019年4月1日

「キャッシュレス決済」と聞いて、何を思い浮かべますか?電子マネーであるSuicaやnanacoはすでに生活の中に浸透していると言ってもいいでしょう。また、ガラケーの時代には「おサイフケータイ」が流行っていたこともありました。

そして端末やOSを問わないボーダレスなサービスとして「スマホ決済」が出てきました。中でも今話題の「QRコード決済」や、その他のスマホ決済サービスについて解説します。

※2019年4月時点の情報です。書かれている内容は、今後変更になる場合があります。

話題のQRコード決済とは?大手6社を比較

2018年の最後に、Yahoo!とSoftbankが共同で提供しているスマホ決済サービス「PayPay」が「100億円あげちゃうキャンペーン」を開催したことで、QRコードによるスマホ決済サービスは一気に有名になりました。 QRコード決済サービスは「PayPay」以外にもたくさんあり、各会社・アプリごとにさまざまな特徴を持っています。まずはQRコード決済のやり方と、QRコード決済サービスの大手6社について、詳しくみていきましょう。

実際にどうやって支払う?QRコード決済のやり方

QRコード決済の方法は、大きく分けて2種類あります。
  • お店に置いてあるQRコードを読み取り、金額を入力して支払う
  • 自分の端末でQRコードを表示し、お店の方で読み取ってもらう
いずれの場合も、支払いの際に「○○で」と使うサービス名を言い、店舗側で指定してくれる方法で決済すればOKです。財布や現金を取り出す必要がないため、スピーディで簡単、スマートな決済方法です。

【PayPay】Yahoo!とSoftbankが共同で作ったスマホ決済

PayPayは、携帯事業でも協力しあっているYahoo!とSoftbankが共同出資して作ったスマホ決済サービスで、2018年末の「100億円あげちゃうキャンペーン」によって一気に話題にのぼりました。
【決済方法】
QRコードを読み取る/QRコードを読み取ってもらう
【支払い方法】
チャージ残高/クレジットカード/Yahoo!マネー
【メリット】
・決済金額200円につき1ptの「PayPayボーナス」が付与される
・使える店舗はコンビニ・飲食店から家電量販店まで幅広い
【デメリット】
JCBのクレジットカードはYahoo!JAPANカードのみ
チャージ残高はYahoo!マネーからのみ
PayPayの大きな特徴は、元会社がYahoo!であることから、支払いにYahoo!マネーが使えるところです。普段からYahoo!マネーを使っている人は、ぜひYahoo!アカウントと紐づけて使いましょう。また、残高のチャージもYahoo!マネーからのみできます。

反面、クレジットカード決済にJCBのカードを使いたい場合、Yahoo!JAPANカードしか使えないところがデメリットです。VISAやMasterCardであれば制限はありませんが、クレジットカードでPayPayを利用したい人は注意しましょう。

PayPayの最大のメリットは、コンビニや飲食店をはじめ、家電量販店や交通・宿泊、ドラッグストアやアパレルなど、使える店舗が非常に幅広いところです。しかも毎月使える店舗が増えると予告されているため、今後もどんどん使いやすくなることでしょう。
  • 最近追加されたPayPay店舗
  • ▽2019年3月25日より、全国の「セイコーマート」で利用開始
  • ▽2019年3月26日より、全国の「ローソン」店舗(ナチュラルローソン、ローソンストア100を含む)で利用開始
※PayPayで現在開催されているキャンペーンを知りたい方は→こちら

【楽天ペイ】楽天ポイントが使えて還元率も嬉しい

楽天ペイは、既に「楽天カード」や「楽天ポイント」など、何らかの楽天のサービスを利用している人にオトクなスマホ決済サービスです。
【決済方法】
QRコードを読み取る/QRコードを読み取ってもらう
【支払い方法】
クレジットカード
【メリット】
・決済金額200円につき1ptの「楽天ポイント」が付与される
・支払いを楽天カードで行えば、さらに100円につき1ptの「楽天ポイント」が付与される
【デメリット】
楽天カード以外のクレジットカードはVISAかMasterCardのみ
楽天ペイの最大のメリットは、サービス利用者に手厚いポイント還元サービスです。200円で1ptの楽天ポイントがもらえ、かつ楽天カードで支払えばさらに100円で1ptの楽天ポイントがもらえます。つまり、合計でなんと1.5%ものポイント還元が受けられるのです。楽天カードを持っている人は、ぜひ登録しておきたいサービスですね。もちろん、貯まったポイントは他の楽天ポイントと全く同じように、ショッピングや飲食にも使えます。

デメリットとしては、やはりPayPayと同様、楽天カード以外のクレジットカードはVISAかMasterCardに限られるところです。楽天カードならどのブランドでも使えますので、楽天カードを持っている人は楽天カードで登録するのがよいでしょう。

こちらも店舗数は続々拡大中で、コンビニや飲食店からアパレル・ネットカフェなど、さまざまな場所で使えます。

※楽天ペイで現在開催されているキャンペーンを知りたい方は→こちら

【Origami Pay】提携サービス利用で割引が得られる

Origami Payは、比較的歴史の長いスマホ決済サービスです。以前はBluetoothを使った決済方法のみでしたが、現在はQRコードを使う決済も使えるようになったため、ぐっと利用しやすくなりました。
【決済方法】
QRコードを読み取る/QRコードを読み取ってもらう
【支払い方法】
銀行口座/クレジットカード
【メリット】
・多彩な提携サービスとの間で割引が受けられる
・期間限定のクーポンがよく発行されている
【デメリット】
2019年4月現在、スマホ決済によるポイント還元サービスがない
Origami Payの最大のメリットは、提携サービスを利用すれば割引が受けられる点です。ロフトや吉野家・ケンタッキーフライドチキンなど、提携サービスはさまざまです。Origami Payに対応している特定の店舗をよく利用するという人におすすめのスマホ決済サービスです。

反面、ポイント還元サービスがないことがややデメリットと言えます。よく使うサービスでポイントを貯めて他のサービスで使うのが好きな人には少し制限の多いサービスと言えるかもしれません。

また、他のスマホ決済サービスと大きく違うところは、支払い方法がクレジットカードだけでなく、銀行口座を直接登録もできるところです。クレジットカードを持っていないという人でも銀行口座があれば手軽に利用できるのは嬉しいポイントです。

※Origami Payで現在開催されているキャンペーンを知りたい方は→こちら

【LINE Pay】割り勘できるスマホ決済

今やなくてはならないメッセージサービスになったLINEが提供しているスマホ決済サービスが、LINE Payです。メッセージサービスと提携しているため、手軽に送金したり送金の依頼をしたりできるところも便利です。
【決済方法】
QRコードを読み取ってもらう
【支払い方法】
チャージ残高/クレジットカード
【メリット】
・送金や送金依頼だけでなく、割り勘が使える
・LINEアプリから直接使えて会員登録の手間がない
・チャージ方法が豊富
・LINEポイントを残高に交換することができる
【デメリット】
クレジットカードからチャージ・割り勘・送金機能は使えない
LINE Payの最大のメリットは、割り勘機能が使えることです。先に誰かが払う必要はありますが、その後、LINEでメンバーを選んで割り勘の依頼を送れば、LINE Payで割り勘ができます。また、誰が払って誰が払っていないのかも履歴で残るので、もらい忘れや二重に請求してしまうリスクもありません。

また、チャージ方法も銀行口座、レジでチャージ、コンビニでチャージ、ネットバンキングとさまざまなやり方があります。銀行口座からのオートチャージを設定しておくと、設定された最低残高を下回った場合、銀行口座から自動でチャージすることもできます。

LINE Payは、クレジットカードのようにランクが上がっていく「マイカラー」というポイント還元システムが取られています。ランクによって0.5%〜2%のポイント還元が受けられる他、2019年7月まではコード支払い促進キャンペーンによってQRコード・バーコード支払いの場合のみ、さらに3%のポイントが上乗せで還元されます。

※LINE Payで現在開催されているキャンペーンを知りたい方は→こちら

【d払い】docomoの利用料金と合算払いが選べる

d払いは、携帯電話の大手キャリアであるdocomoが運営するスマホ決済サービスです。
【決済方法】
QRコードを読み取ってもらう
【支払い方法】
毎月の携帯料金と合算/クレジットカード
【メリット】
・毎月の携帯代金と合算できる
・決済金額200円につき1ptの「dポイント」が付与される
・コンビニ・ドラッグストアなど、日常的に使う店舗で多く使える
【デメリット】
docomoユーザー以外、あるいはdポイントを使わない人にとってはメリットが少ない
d払いは、三大キャリアの一つであるdocomoが運営しているだけあって、携帯電話料金と合算払いにできるのが最大のメリットと言えます。携帯電話料金と合算にすれば、クレジットカードを持たない未成年でもd払いを利用することができるため、利用者の裾野が広いスマホ決済サービスです。

また、docomoユーザーでd払いの他にも多くのdocomoサービスを利用している人なら、dポイントがどんどん貯まるのも嬉しいところです。貯まったポイントをそのままQRコード決済にも利用できるため、携帯電話料金や他のサービスで貯めたdポイントでショッピングするといった使い方もできます。

デメリットは、docomoユーザーやその他のdocomoサービス利用者以外にはメリットが少ないところです。Softbankやau、格安SIMユーザーには少し広まりづらいスマホ決済サービスと言えるかもしれません。

※d払いで現在開催されているキャンペーンを知りたい方は→こちら

【Amazon Pay】ショッピングを集約できる!

大手ネットショッピングサイトAmazonからも、2018年8月からQRコードに対応したスマホ決済サービスが提供されました。
【決済方法】
QRコードを読み取ってもらう
【支払い方法】
クレジットカード
【メリット】
・大手ショッピングサイトであるAmazonが提供しているため安心感がある
・Amazonの世界水準のセキュリティで利用でき、不正利用のリスクが少ない
・Amazonアプリがそのまま使えるため、アプリ追加や会員登録などの手間がない
【デメリット】
2019年4月現在、スマホ決済によるポイント還元サービスや、割引クーポンなどがない
Amazon Payの最大のメリットは、普段使っているAmazonアプリからそのまま利用できるため、追加でアプリを導入する必要や会員登録をする必要がないところです。「メニュー」→「すべてを見る」→「Amazon Pay」と進めば、QRコードが表示されるので、これを店舗側で読み取ってもらえば支払い完了です。

デメリットは、他のQRコード決済サービスと比較してポイント還元や割引がない点です。Amazonの世界水準の厳しいセキュリティ機能に守られると考えると、仕方ないかもしれません。

●●PayはQRコードだけじゃない!スマホ大手2社の決済サービスを比較

「●●Pay」の名で親しまれやすいQRコード決済ですが、スマホ決済サービスはQRコードを読み取るものだけではありません。キャッシュレスの火付け役となった「Apple Pay」と、複数の電子マネーを統合できる「Google Pay」の2つのスマホ決済サービスをご紹介します。

【Apple Pay】iPhoneユーザーなら使って損はない

Apple Payは、Apple社が提供するスマホ決済サービスです。iPhone 7以降のiPhoneでは「FeliCa」という「かざして決済できる」非接触通信規格に対応したため、ぐんと使い勝手が向上しました。また、このときにいち早く交通系電子マネーシェアトップのSuicaが対応して、大きく話題になったのも知名度が高まった一因といえます。
【決済方法】
iD/QUICPay/Suica
【支払い方法】
電子マネー/クレジットカード
【メリット】
・国内で使用できるクレジットカードはたいてい登録できる
・iCloudを利用し、複数のiOS端末内でシームレスに同期して使える
・Apple Watch(2以降)からも利用できる
【デメリット】
・iPhoneユーザー以外は使えない
・電子マネーのシェア1位・2位の楽天Edyやnanacoが使えない
Apple Payの最大の利点は、国内で使用できるクレジットカードはたいてい登録可能な点です。複数クレジットカードを持っている人が1枚にまとめられるのはもちろん、持っているクレジットカードの種類に制限されず使えるのは非常に使い勝手が良いですね。

また、iPhoneから登録すればMacやiPadなどの同じiCloudアカウントを持つ端末で同時に使える点も便利です。これにより、一度iPhoneでクレジットカードを登録すればMacやiPadでネットショッピングをする際にも同じクレジットカードを使うことができて便利です。

2018年の11月には、ローソンで使えるPontaポイントカードがApple Payに対応したことが大きな話題となりました。お財布の中でかさばりがちなポイントカードも、スマホでサッと取り出せればポイントを貯めたり使ったりしやすいです。

デメリットは、もちろんiPhoneユーザー以外は使えないこと、また、後述するGoogle Payと違って、電子マネーのシェアトップである楽天Edy、追随するnanaco、WAONなどは使えないことです。電子マネーを使いたい場合はSuica一択ですので、楽天Edyやnanacoでポイントを貯めている人は注意が必要です。

【Google Pay】たくさんのサービスを1つに統合できる

Googleからも「かざして決済」でおなじみの「FeliCa」に対応したスマホ決済サービスが提供されています。もともとはAndroid Payという名称でしたが、2018年2月よりオンラインショッピング用の決済システムであるGoogle ウォレットと統合され、名前もGoogle Payに変更されました。
【決済方法】
楽天Edy/nanaco/WAON/Suica/QUICPay
【支払い方法】
電子マネー/クレジットカード
【メリット】
・楽天Edy、nanaco、Suica、WAONなど、国内の主要電子マネーサービスが使える
・Tポイント、dポイントを統合できる
【デメリット】
・VISA、MasterCardなどの主要なクレジット会社を利用できない
・機種変更時はそれぞれの電子マネーのサイトで手続きする必要がある
・おサイフケータイ対応機種でないと使えない
Google Payの最大のメリットは、国内の主要電子マネーサービス4社がまとめて使えるところです。これまでお財布の中でバラバラになっていた電子マネーも、1つのアプリから起動できるようになったのは非常に便利なポイントです。また、Tポイントやdポイントなどのポイントサービスにも対応しているため、ポイントカードも減らせるのが嬉しいですね。

しかし、Apple Payと違ってクレジットカードにはまだまだ対応していないのが現状です。Google Payで利用できるのはJCBやJACCS、Kyash、LINE Payのみですから注意しましょう。ただし、スマホ決済ではなく、インターネットショッピングでGoogleアカウントを使用する際には、Googleアカウントに対応しているクレジットカードが利用できます。

さらに、機種変更時にGoogleアカウントで一気に移行できるというわけではなくそれぞれの電子マネーサイトで手続きをしなくてはならず、あくまでもおサイフケータイ対応機種でしか使えません。FeliCa対応機種であっても、「おサイフケータイ」が使えないとGoogle Payによるスマホ決済は利用できないため、注意が必要です。

おサイフケータイとスマホ決済、何が違う?

「おサイフケータイ」や、前述でご紹介した「Apple Pay」「Google Pay」はいずれも「FeliCa」という非接触通信規格で利用するサービスです。そのため、「かざして決済」という意味では、これらの決済サービスは全て同じ種類と言えるでしょう。これらのサービスは、いずれも「FeliCa」の対応端末でしか使えないというデメリットがありました。

しかし、始めに紹介した6社のQRコード決済が使えるスマホ決済サービスは、「FeliCa」が使えなくても、そしてiPhoneでもAndroidでもタブレットでも、使いたいときに好きな端末で好きなだけ使うことができます。これらのキャッシュレス・ボーダレスなサービスは、利用しやすく広まりやすいため、今後の発展が期待されます。

メガバンク3社も参入!スマホ決済のこれから

スマホ決済サービスに乗り出しているのは、携帯キャリアやネットショッピングサービスばかりではありません。キャッシュレス化の波にいよいよメガバンクである「みずほ銀行」「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」も参入が発表されています。中でも、既にサービスを開始しているみずほ銀行は、他の2社を一歩リードしていると言っても良いでしょう。

【みずほWallet】競合2社に先駆けてサービス開始

みずほWalletは、みずほ銀行が提供しているスマホ決済アプリです。iOSとAndroidで少し仕様が異なりますので、注意が必要です。
【みずほWallet for iOS】
「Mizuho Suica」というアプリ専用のバーチャルSuicaで決済
口座から直接「Mizuho Suica」にチャージできる
Suicaの使える店舗で使える
【みずほWallet for Android】
「スマートデビット」というバーチャルカードを発行して決済
支払った額は直接、すぐに口座から引き落とされる
QUIC Payの使える店舗で使える
iOSでは「バーチャルSuica」にチャージしてから支払う、Androidでは「バーチャルデビットカード(QUIC Pay)」で直接口座から引き落としで支払う、という点が少し異なります。そのため、使える店舗がSuicaの使える店舗か、QUIC Payの使える店舗かという点が異なりますので、どちらかしか使えない店舗で使いたい場合は注意が必要です。

いずれもみずほ銀行の口座と紐づけされ、アプリから口座残高などの確認もスムーズにできます。

今後予定されているスマホ決済は?

「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」は、いずれも2019年の春頃にはスマホ決済サービスを開始する予定だと発表しています。また、その他にも地方銀行はいずれも次々と対応を開始していて、既に「はまPay(横浜銀行)」「YOKA!Pay(親和銀行)」などのサービスが提供されています。ゆうちょ銀行からも、2019年5月に「ゆうちょPay」をサービス開始予定であることが発表されています(※2月提供開始予定でしたが、延期になりました)。

銀行以外では、「セブンPay(セブン&アイ・ホールディングス)」も2019年中にサービス開始予定と発表されています。コンビニエンスストアからデパート・百貨店、雑貨など多彩なグループ傘下の店舗を持つセブン&アイ・ホールディングスならではの「セブンマイルプログラム」などの特典サービスとの連携にも期待が高まります。

2018年4月、経済産業省は「キャッシュレス・ビジョン」という、キャッシュレス決済を推奨し、広めていく計画を発表しました。Suicaやnanacoなどの電子マネーの普及とともに少しずつ現金至上主義を抜け出しつつある日本ですが、まだまだ現金がメインの決済手段であることは変わりません。

メガバンク3社を始め、コンビニやデパートなどの大きな流通サービスがスマホ決済を取り入れることで、今後のキャッシュレス決済の普及が期待されます。

隣の中国で大成功したスマホ決済2つ

お隣の中国では、既にスマホ決済サービスが導入されて大成功をおさめています。その主要2つのサービスが「AliPay」と「WeChatPay」です。
【Alipay】
中国最大の通販グループ「Alibaba」によるスマホ決済サービス
QRコードを読み取る/読み取ってもらうタイプ両方が使える
携帯料金や公共料金・割り勘・ソーシャル送金などサービスが豊富
加盟店もトラベル・レストランからショッピング・タクシー予約までさまざま
【WeChatPay】
中国版LINEとも言われるSNSアプリ「WeChat」によるスマホ決済サービス
QRコードを読み取る/読み取ってもらうタイプ両方が使える
利用には中国の銀行口座が必要
自動販売機が対応していることがある
「Alipay」は、通販グループである「Alibaba」が始めたサービスですが、携帯料金から公共料金・トラベル・タクシー予約と、幅広いシーンで利用することができます。「WeChatPay」は、SNSアプリ「WeChat」が提供するスマホ決済サービスで、こちらは日本でいう「LINE Pay」同様、友人間での送金や割り勘など、内的なサービスが充実しています。

「WeChatPay」のユニークなところは、自販機にも対応しているところです。中国の銀行口座が必要なため、日本ではまだまだ普及していませんが、中国に旅行した際には使ってみてもいいかもしれません。

スマホ決済は今後、普及が進む!?

総務省の「キャッシュレス・ビジョン」によれば、韓国や中国を始め、カナダ・イギリスなどではすでにキャッシュレス決済が過半数を占めています。日本では18.4%とこれらに比べると低い率ですが、QRコード決済を始め、便利なサービスが次々に登場しているため、普及するのも夢ではありません。

スマホ決済サービスは、各社それぞれに特徴があります。自分に合ったサービスで、かしこくキャッシュレス決済を利用しましょう!